とうとうみてしまった「ダヴィンチ・コード」。
そうですねえ、感動はなかったし、とりたててルーブルその他も美しいとは思いませんでした。でも原作通りよくできていましたよ。
ほんとうに原作に忠実です。
不思議なのはこの原作、人のキャラとかあまり書かれていなくて謎とき話でかなり映画に近いはずなのに、なんだか映画にすると、
やはり原作がいいと思ってしまうんです。
思うにこの原作は新しいフォームの活字の勝利なんだと実感しました。
わたしとしては読んでた時間の方がファンタスティックでしたよ。書きたいですね、やはりこういう小説。
ただトリックは映像の方がわかりやすく、骨格もはっきりしていて「あ、これは西洋の血脈話だったのか」と納得しました。
思えば西洋ではキリストの子孫は神で、日本のそれは天皇だったんですねえ―…。