1985年夏から夜ごとに出没して、ロサンゼルスの幸福な中流家庭に押し入り、就寝中の男を射殺し、女を強姦、刺殺し、金品を奪うという、無差別殺人を二年間続けた、ヒスパニック系の連続殺人者である。
貧民街の生れだが父親や兄たちは犯罪を犯していない。
末っ子の彼は兄たちより頭がよく、快楽殺人を続けるいいわけを、『悪魔信奉』や文明批判を持ち出して正当化している。
当時流行したヘビメタール・ロックに心酔していたことも影響しているといわれるが、彼がここまで残虐な殺戮を続けた一番大きな原因は、十歳前後に覚えた麻薬であったろうと思われる。
シンナー、マリファナ、コカインの他に「エンジェル・ダスト」というドラッグも使っていて、これには暴力的衝動を誘発する成分が含まれているという。
青少年の薬物汚染、侮るなかれ。
