前に30分ほどみて「これは―…」と思って気にかかっていた『女王の教室』を、評判、視聴率ともにいいとわかって見ました。
やはり、とてもいいです。
面白いという軽い意味合いではなく、仕組まれた感動路線でもなく、定番のご都合主義的な二時間ドラマ的要素も皆無で、「これぞ、連ドラの王道!!」と久々にテレビドラマで大感動いたしました。
金八に覚えていた物足りなさ、非現実感がここでは払拭されています。かの『真珠夫人』以来のものです。
これは小学校が舞台です。「みんな平等」が不文律になっている公立小学校に、自身のスパルタ教育理念を貫く女教師が赴任してきて、これでもか、これでもかというほど、厳しく
担任の子どもたちをしつけるのです。
「これだ、これだった」とわたしが思ったのは、わたしの小学校時代には、こういう人が教師だったせいでしょう。
魔力にも似たカリスマと紙一重のリーダーシップ!「子どもとお友達」というような、今は普通に圧倒的にいる先生たちは、当時「あの人はダメ教師」というレッテルを貼られていました。
現に子どもたちからの人望もなかったように思います。
ところが今は「あの人はダメ」ばかりが教師にうようよいて、学級崩壊は幼稚園にまでも進行しています。ですからこれは極まってやっと出てきた傑作なのだと思います。
イギリスBBCドラマの『第一容疑者』のヒロイン役の女優が、アメリカ映画で演じている『鬼女教師〜』というのがありますから、それにヒントを得ているのだとは思いますが―…。
この舞台は高校なので、もっと壮絶かもと急にみてみたくなりました。もちろんホラーのジャンルでしたよ、たしか―…。
スタイル抜群の天海祐希が黒い神父のような服を魔女のように着ているのもきまっています。抑揚がない語り口もなかなか…よい役柄を当てたものですね。
今度はこれで研修医いびりあたりをやってもらうといいかもしれません。
それから今回ふるわないようですが、『女系家族』の米倉涼子にも実は期待しているのです。
ただこれは耐える女が最後の最後にやっと勝つという結末なので、テレビでの場合損です。
ともあれ米倉の魔女変身に期待したいものです。
