前回では麻薬密売の元締めが息子の敵討ちに警官をねらい、とうとう病院のERにまでスナイパー数人を押しかける―というところで終わっていて、 何ケ月も待たされていたのでした。
「サードウォッチ」はまたのタイトルニューヨーク事件ファイル、警官プラス救急隊員ものなのです。
これは「ER」の次に企画されたもので、「CSI」シリーズ同様アメリカでは結構ヒットしたようなのですが、日本ではいまいちなのでした。
思うにどちらも極めてアメリカっぽい話で、「CSI」の方はひたすらテンポの早い科学捜査一点張りで、人情が絡まないように見えるし ―実は奥深く安っぽくないドライな心の触れあいあるんですけどね、日本人にはぴんとこないようです―「サードウォッチ」はニューヨークの下層階級の 事件が多いこともあって、警官たちも同じ階層に属していて、「刑事コロンボ」みたいにおしゃれじゃない分、ぽんぽんとそこまでいうか―…という 本音言葉が男女の区別なくじゃんじゃん飛び交い続けるので、しっとりのんびり情緒が好きな日本人はぐったり疲れて嫌気がさすのかもしれません。
あるいは警官は不良がやくざで警察は喧嘩の場かと勘違いするかも―「サードウォッチ」の危なさはそれはもう“危ない刑事”どころではないのです。
そんな「サードウォッチ」ですが、はまると「CSI」より深いです。
何というか、人間の素の部分がぎんぎん伝わってくる感じで、思わず「よし、いいぞ、その通り、いけいけ」という掛け声がかかってしまうのです。
そんなところで主な登場人物を―
ボスコー:―などなどです。
ハンサムだが短気な正義漢。両親は離婚、弟は麻薬中毒を経てディーラーになり殺される。
ヨーカス:
子持ちの婦人警官。ボスコと同期。仕事熱心がたたって、尽くした消防士の夫に離婚を言いだされる。 娘は麻薬中毒の病歴がある。
クルーズ:
上昇志向の婦人警官。ボスコと恋愛関係にあったこともある。妹は麻薬中毒死。
サリ:
クマを想わせる熱血漢。晩婚の美人妻がマフィアに殺され、アルコール依存となり仲間の力で立ち直る。
デイビス:
優秀な上に潔癖な好青年。コネ出世を否定。
カルロス:
孤児で養い親に育てられる。ある日訪ねてきた兄は弁護士で医者になれといわれるが、救命士の仕事を続ける。
モンロー:
心優しい黒人美女 ちょっと頼りない
グレイス:
救命班のトップ。妊娠してしばらくお休み。
