Sponsored Link
   

 和田のひとりごと 

  最新
 
06年
・06月 (1)
・05月 (0)
・04月 (3)
・03月 (0)
・02月 (1)
・01月 (4)
05年
・12月 (1)
・11月 (10)
・10月 (4)
・09月 (3)
・08月 (1)
・07月 (5)
・06月 (1)
・05月 (3)
・04月 (4)
・03月 (0)
・02月 (1)
・01月 (5)
04年
03年
02年
・06月〜12月 (6)
・05月 (2)
・04月 (4)
・03月 (7)

アメリカのテレビブービー「CSI」と「24」の意表 2003/09/28

ビデオリリースされはじめたCSI、そして十月リリースの24。
いずれも全米NO1視聴率だったり、賞をもらったりしている超人気番組です。

しかし十月よりのCSIシリーズ3は前回のCSIラスベガスではなく、CSIマイアミなのです。
ということは、そう、登場人物が全員違います。
24はリアルタイムで壮絶な戦いが進行していくテロ防止ユニットの話でもあり、アメリカのテレビムービーに新風を感じます。
と同時にこれはもうテレビという媒体が、俳優たちのキャラや人気売りで視聴率が保てなくなった兆しなのではないかという気もするのです。

つまりあの役者が出ているから必ず見るというのが従来の一度人気が出てしまった番組の常なのですが、今やシンパシィの感じられる内容や展開だから見るという筋本意になってきたきらいがあるのではないでしょうか?

ドラマ作りが役者本意から制作者本意に移行しつつある。
あるいはテレビ番組の主人公たちはあこがれるものではなく、あくまでもいつでも等身大と感じられるもの―ヒーロー、ヒロインではなくもう一人の自分が見られればい いと―。

もはや「Xファイル」のモルダーとスカリーは伝説のテレビヒーロー、ヒロインかもしれません。

さて一方日本の二時間ドラマでいかりや長介さんが弁護士役を演じる、和久俊三さんのものを見ました。

これはかなりの数を重ねているシリーズものです。
ということはそこそこ人気なのではありましょうが、他にも定着しているシリーズ物はすべて役者主体で、定番の事件を主人公を演じる役者のキャラで魅せてしまうのです。

日本の場合、まだまだこの傾向は続きそうですが、旬の俳優を並べている連ドラが低迷しはじめて久しく、その回復は見込めそうもない今、そして今後、二時間ドラマはベテランで知名度の高い役者さんたちを並べて視聴率をとるという方法論も、いつか伝説になってしまう予感がしてなりません。
かつてそうだったように製作側主体の時代が昔のそれとは違った形で来るのではないでしょうか。

残念ながらその制作者が外資系だったりすることもないとはいえないでしょうね。

  

字幕スーパーと吹き替えの話 2003/09/14

CSIのビデオがぼちぼちと出始めているようですね。 見つけたので借りてきてみました。

これは前にERでも思ったことなのですが、字幕と吹き替えでは登場人物たちのキャラが違って感じられるのですね。
たとえばERのグリーン先生、吹き替えだとひたすら温厚な性質のようなのですが、字幕だと自己主張の強い、かなり激しい一面を秘めていることがわかります。
CSIのメンバーたちも然り。

わたしの印象で整理してみると以下のようになります。
・グリアム役 ウイリアム・ピーターセン (声:野島昭生)
冷静沈着な主任。
吹き替えではやや変わり者のインテリおじさんというイメージだったが、字幕で見るとグリーン同様頑固で硬質なイメージ。

・キャサリン役 マージ・ヘルゲンバーガー (声:高島雅羅)
元ストリッパーでばついち子持ちのスタッフ。
吹き替えでは怜悧なやり手という印象が強かったが、字幕では冷たい印象はなくむしろ人情家。

・ウォリック役 ゲイリー・ドゥーダン (声:山野井仁)
賭博好きな美男の黒人。
くぐもった声のため、吹き替えでは「ダメ男」の脆弱なイメージだが、字幕では野心家の怜悧さが感じられる。

・ニック役 ジョージ・イーズ (声:家中宏)
吹き替えでは几帳面なアナウンサーの声なので、やさ男、いい子ちゃんのイメージだが、字幕ではかなり力強い感じ。

・ブラス警部役 ポール・ギルフォイル (声:麦人)
実はこの人が一番吹き替えと字幕で違う。まるで別の人間かと思われる程。
吹き替えではグリアムに輪をかけたいい人おじさんだが、字幕ではかなり冷徹で厳格極まる個人主義者。

・サラ役 ジョージャ・フォックス (声:浅野まゆみ)
ややいがらっぽい特徴のある声で、字幕と吹き替えが一番ぴったりはまっているように思う。

・グレッグ (声:村治学)
サラを慕う分析の専門家。
だが吹き替えでは少年じみた風貌に合わせて高い声。字幕ではあまり未熟な感じはしない。

まあこんなところでしょうか。
思えばあの「Xファイル」も字幕と吹き替えでは全然イメージ違いましたものね。
それからあの砂漠をうろうろする侍たちの話、「英雄」も侍が英語でぺらぺらやってられると「何だかねえ〜・・・」という感じで、時代劇という感じはしません。
つまり吹き替えとスーパーっていうのは非常に微妙な関係なのだと思います。
それともあれは「たそがれ清兵衛」が中国大陸で鍛えられるとああなるということなのでしょうか?
閑話休題。

最後に一言、「Xファイル」ってビデオが先で後がテレビなんですよね。 字幕が先で吹き替えが後。
「CSI」もその方がヒットしたかもと思ったりしてます。
なぜって異文化の異質空間の良さを、日本語吹き替えって、いかにも日本人好みにしちゃうでしょう。
いい例が中年おじさんは全部善人にしちゃうし、おばさんは多少いじわるにするしで、まだまだ日本人は性別や年齢による『らしさ』にこだわってるんですよ。
だからアメリカならではの気持ちよく乾いた感覚もじとっと湿った日本の梅雨みたいにしちゃう・・・。
あれじゃ魅力半減です。

ともあれ「CSI」字幕スーパーのビデオ化に伴い、今後のメガヒットを祈りたいと思います。

  

「サイン」「Lord of the Ring〜二つの塔〜」 2003/09/06

『サイン』はメル・ギブソンの家族物ですが、もうUFO、異星人はいいです。
Xファイルでブレイクしたこの手のネタをどうやったら、深みのあるものにできるかと思考しての作品ですが、そういうたくらみは鼻につきます。
スピルバーグの「テイクン」もそのようですが、ほんとうにもう満腹・・・。

『Lord of theRing〜二つの塔』は『ハリー・ポッター』同様、癒し系の超豪華ファンタジー。
脇役の、長髪のホワイトブロンドの騎士のお兄さんが有望株の美男のようで、個人的に注目です。

もうひとつ海外の映像の話。
月曜夜10時からテレビ東京系で「C.S.I」というドラマが放映されています。(ご存知の方も多いのではないかしら)
45分間に二つの話とトリックが起承転結する鮮やかなテレビドラマです。
時に二つがリンクして一つになることもあります。

すごくよくできていて、聞くこと、見ること新鮮で楽しいです。
でもキャラの説明が最小限で人間ドラマが少ない、という人が多いようです。
そうでしょうか。わたしは十分だと思うんですけど。
全米一位もうなずけてしまいます。

映像エンターテインメントの極致は、死体とか吐瀉物とかとにかく耐えられない臭気を画面で発散させるシーンが多いこと。
それをわたしたちは想像だけで受容して、平気でわくわくしながら観続けちゃうわけで、これぞ、臭いもの見たさで、このエゴイスティクというか、グロテスクさもいいです。
それからこれには元ヌードダンサーでばついち子持ちの捜査官キャサリンが出てくるんですが、バストのきれいな人で中年ですから、思わず自分もああだったら人生違ったろうにと楽しい夢が膨らむわけです。
とにかく最高!

  

踊る大捜査線〜The Movie 2〜 2003/08/22

爆発的興行成績で、新記録を樹立しつづけている「踊る大捜査線〜The Movie 2〜」を、上映三日めの朝八時からの回にて観ました。
正直二時間以上の上映時間は苦しかったです。
結局1と同じパターンなんですから。

熱血君の青島をはじめいつものメンバーなんですけど、不思議に1を観た時のような感情移入ができませんでした。
キャラはわかっているものとして、話ばかり―アクションを含む―面白くしている感じですね。
非常に作為的な印象。

それでも「踊る〜」ファンには垂涎の逸品かとは思いました。
ようは惰性の魅力。 きっとわたしが「レッド・ドラゴン」を絶賛するのと同じでしょう。

好みは強し、そしてすべてなのですね。

「24」というまだビデオになっていない、テロ対策ユニットのメンバーの活躍を描いたものを、映画評論家の友人からいただき少しだけ見ました。
(管理人追記:現在時々『10月からレンタル開始』というTVCMが流れています)

アメリカで放映の連ドラですが、一時間ずつリアルタイムで進むので、一話が完結するのは二十四週後ということになります。
とにかく考えさせない、飽きさせない代物。

ただ万人向けであるだけに熱狂的なファンはつかないかもしれません。
ビデオ、あったら観るけどなかったら借りてまでは観ないという感じでしょうか…。

  

大奥 2003/08/06

「大奥」を欠かさず観ています。「真珠夫人」ののりです。
どうということもないが、なぜか惹かれて観てしまう。

まず華麗な衣装が魅力。癒しになります。
それから過激な人間模様。「ショムニ」再びの楽しさです。

けれど二十年前の元祖『大奥』のような、隠微なエロチシズムに惹かれて…というような感覚はゼロです。
「大奥」については吉屋信子「徳川の夫人たち」松本清張「大奥婦女記」から学んだ雑学を少々別枠で紹介させていただきましょう。

それにしても、来週で終わりだなんて、ああ残念。
(8/5の「近況」より)
■徳川将軍と大奥■
 将軍の妻帯は一夫多妻が一般的(これは大名家も同じ)で、何としても血のつながった嫡子―それももちろん男子を―得ることが責務であったゆえのこと。したがって女性の人権は著しく侵害されていた。

正妻は三代家光の頃より歴代京都の公家の姫が迎えられたが、子をなしても姫または嫡子早世が多く、正妻が生んだ子が将軍職につくケースはただの1度しかなかった。
しかし正妻は御台所と呼ばれてまだ敬意を払われたが、その他の側室はわが子が将軍職につかない限り、春日の局に代表される、大奥総取り締まり役など高職者の下にあり、完全に将軍の性のはけ口、あるいは子を生む器械とみなされ扱われていたようだ。
具体的には将軍の夜の伽を勤めても「〜〜の方」と呼ばれるようになるのは、子をなして『お腹さま』といわれるようになってからであり、その前は「ゆき」、とか「あや」、とか「らん」、などと呼び捨てであった。

例外は家光時代の大奥で,、伊勢の門跡から還俗したお万の方であるが、この女性は高い教養に加えて高位の公家の出身でもあり、例外中の例外。
つまり大奥では徳川イコール武士の誇りなどとしきりにいい、公家に反発しているかのようであって、実は大変京風に象徴される古式ゆかしき公家文化に弱かったのである。

その証拠に歴代の大奥総取り締まり役は多く公家の、清少納言や紫式部のような才女兼備の女性たちで、「公家、京都何するものぞ」という意気込みがあったのは、まだ戦国の気風が残っていた春日局時代までで、後お万の方がその職についてからは、ひたすら優雅さ、典雅さの京風がよしとされて憧憬され、大奥の持ち味となっていった。

なお大奥でのお伽の定年は三十歳であり、これは御台所とて例外ではなく、京都から側室が迎えられることが多かったというのは、おしとねをご辞退した御台所が、縁者にもちかけて京都の公家の若い美女を探して、夫である将軍に差し出し、できれば子をなさせて、女としてではなく徳川の安泰を願う家臣として仕え、同時に権力も温存しようと考えたゆえである。

=初代 家康=
かつて正妻の築山殿と織田信長の姫を嫁にとった嫡子を、信長の命により殺害する羽目に陥ったので、政略結婚の秀吉の妹旭姫以外、正妻を生涯おかなかった。

だが側室は名前の知れているだけで十四人。
中でもお万の方は徳川幕府存続のための、世継ぎのための親藩として創設した尾張、紀伊の御三家の嫡子を生んだ女性として知られている。

=二代目 秀忠=
信長の妹お市の方の二女、お江が六歳年上の御台所。
お市譲りの美貌のお江は誇り高い女性で、恐妻家の秀忠は生涯側室を置くことができなかった。
またお江は歴代御台所の中でわが子を将軍にした唯一の人。
そのためドラマでは「子流しの薬が使われていた」ということになっているのだろうか。ただし宮家の姫ではないので、宮家からは一人もいないことになる。

また将軍が亡くなると正室、側室の別なく仏門に入って、月光院、英光院などの「〜〜院」と称し、生涯男子禁制で菩提を弔うことを義務づけられていた。
ただ一度同衾しただけの愛人もこの中に入らねばならず、再婚の自由はなかった。
『大奥は女の牢獄でございます』という台詞もなるほど、といった感じ。

=3代目 家光=
家康の推挙する春日局に育てられたため、春日局と対立していた実母のお江に疎まれさびしい少年時代を過ごす。対立の理由は、お江の叔父信長を、明智光秀の家臣だった春日局の父が本能寺で滅ぼしていることから、お江が反感を持ったとも考えられるが、家康の命とはいえ乳母の春日に嫡子を奪われたという、母性ゆえの恨みではなかったか。
そのためか心に翳りを持つ家光はリーダーシップにたけた優秀な将軍だったが、やや癇性で人への思いやりに欠けたところがあり、それを埋めたのがお万の方といわれている。
還俗した彼女には仏道の素養が高く、それが子をなさなかった代わりに夫を感化させたという。

=4代目 家綱=
乳癌死する御台所顕子は、御殿医に身体を触らせることなく病臥し、苦しみに耐えて死んでいった。

=5代目 綱吉=
生母は京都の八百屋の娘で、息子を将軍にするために神仏に祈り続けるなど、かつての春日局に匹敵するバイタリティーの持ち主だった。
そのためか変態がかった学研肌の将軍となる。

変態を伝えるエピソードとしては、家臣の家を度々訪問し、家臣の四十代になる妻や、その二十代の既婚の娘に淫行を迫り続けたとの話がある。
柳沢吉保が側室の町子を綱吉に献上したのも有名な話。

生類憐れみの令という悪法を実践したのもこの人。
正室に殺されたという怪談が残っているのは、死因が当時流行の疱瘡で、引き続き正室も罹って亡くなったからであったが、綱吉の異常な性癖に耐えた御台所への同情もこめられていたのではないだろうか。

=6代目 家宣=
大奥スキャンダルの骨頂のようにいわれる大奥総取り締まり役:江島登場。
実は江島と生島新五郎は一度しか面識がなく、すべては拷問にかけられた生島の偽証であり、大奥から家宣の側用人を失脚させるためだったともいわれている。

テレビで芝居見物をする大奥の女性たちは皆打ち掛けを着ているが、あれは嘘。
寺参りの帰りであることから、寺で着替えて町娘の出で立ちであったという。

=7代目 家継=
1958年、徳川家の墓が移転されることになり、学術研究も兼ねて発掘されたが、その際八歳で亡くなったこの将軍の遺体は消失していて、太刀だけが残されていた。
なお家宣は死鑞化―白骨とミイラの間―していて、その骨格は華奢で鼻高く面長の典雅な風貌、つまりは現代的な美男だった。

これは同時の庶民の丸顔で反っ歯とは対照的で、さらに秀忠の「背は低いが骨は太く戦国の世を父、家康ともに生き抜いた武士の体格」とも異なるものだが、典型的な大名顔の十二代家慶にはよく似ていた。

=8代目 吉宗=
名君の誉れ高い吉宗は正室、側室ともに早世したことに衝撃を受け、側室の縁につながる女性を側室としたが、未だかってない不器量な女性で周囲は驚いたが、吉宗は平然としていたという。
またかの側室が紀州から大奥へ上がった時のぼろぼろの籠や、吉宗の生母が、湯女で非常に素朴な性格だったことも有名である。

色事よりも政治に燃えた将軍。
暴れん坊将軍は痛快だが、大奥の話としてはもっとも面白くないのでは?

=9代目 家重=
吉宗の不出来な嫡子。
家重は勉強嫌い、女色と酒毒に溺れ、四十代からすでに言語障害の気味があった。

英明な吉宗の実子ではまちがいなくあるから、教育というもののむずかしさここに極まれりであろうか。

=10代目 家治=
吉宗が英明な血を引いていると目をかけて楽しみにしていた孫。
その結婚は、吉宗がセッテングした公家の姫との婚約、そして長きにわたる交際の日々という、きわめて現代的な幸福カップルのそれだったが、世継ぎを残さないまま、御台所は三十代で早世した。

おぼっちゃんであったので、政治は賄賂イコール政だといってはばからない、田沼意次の一人舞台となってしまった。

=11代 家斉=
五十四人の子福者で伝説の艶福家。
大奥女中にはかたっぱしから手をつけていたという。
このころから正室は薩摩の人になり、また非人間的な「お添い寝の制度」ができたのもこの頃。
毎日のような将軍の大奥泊まりにあって、それに従う女たちが一族の期待の星となり、「おねだり」をすることが多く、それらが政道を乱してはという配慮であった。
そしてそれに伴い、お添い寝につきあうお年寄りたちの疲れを癒すため、「お伽坊主」、つまりは女あんまが登場した。

また、大奥女中に男装させたらいかばかりと見まがう美人がいて、家斉に召されると夜尿を理由に断り、大奥を下がり幸福な結婚をしたという話もある。
彼女の賢い嘘に脱帽。

=12代目 家慶=
姉小路という大奥取り締まり役が倹約をつきつける水野忠邦に、「衣装や食べ物、待遇、生活小物など、そこそこの贅沢をさせなければ大奥の女性たちは男狂いをする」といい、倹約令に屈しなかった話は有名。
やはり大奥は女の牢獄?

=13代目 家定=
とにかく病弱。
正室は公家の美女で溺愛していたが早世。
その後正室になったのが菅野美穂扮する薩摩の敬子、天璋院であった。

美女の正室が鼓の名手であったことは後世に伝わっている。
次に来た正室は三十四ながら十歳ほどにしか見えない、発育不全の公家の姫で、一年で死亡。
やはり子降ろしの薬の副作用かと気にかかる。

=14代目 家茂=
亡くなった時の遺品はロンドン・ベンソン社製の金側懐中時計とオランダ製寒暖計、と実は西洋好きだった。

和宮降嫁の相手であるが、実は和宮の生母は姉小路の姉妹にあたり、その縁で姉小路が奔走して婚儀の運びとなった。
和宮は御台所と呼ばれるのを好まず、家茂への情愛に目覚めたのは亡くなってからのことだといわれている。
もっとも家茂はこの時の社会情勢を重く見て、側室を設けず、秀忠と並んで歴代の中で正室だけを守った将軍。
もっとも徳川家を未来永劫だと信じる、時代錯誤のとりまきには、側室願望があった。

家茂の生母:実生院ではなく、敬子(天璋院)との確執があった。

=15代目 慶喜=
大奥に一度も入らなかった将軍。
たくさんの老若の未亡人を敬遠したらしい。

和宮はこの慶喜に頼まれて徳川家存続の願いを官軍に通した。
この人の正室もやはり公家の姫。公家の姫は正室という飾り物としてだけ価値があったのだろうか?
一方家斉、慶喜とも水戸の一橋家出身で長生きであり、慶喜も家斉ほどではないにしろ、家茂よりは精力家であった。

  

私的男優論、そこはかとなく思い出話
  ・その6 ジョニー・ディップの巻
2003/07/10

ジョニー・ディップは陰のある小型犬美男です。
そのため現代より過去の時代の方が似合います。

はじめて見たのは主演ではなくて、売り出し中のお姫様女優のつまの刑事。
昔の話なのでタキシードみたいな服が刑事の制服です。
シルクハットともどもこれもなかなか似合っている。

題も有名な監督の名も忘れたけれど、最後に木の中の悪霊が飛び出してくるものすごいシーンがある、かなり抒情的で美しいホラー映画でした。

そして最高に感激したのが『フロム・ヘル』。

簡単にいうと諸説ある切り裂きジャック物の一つです。
この時の彼は妻子を失った失意の刑事で、何せシャーロック・ホームズが出てきそうな時代設定ですので、阿片は彼の常備品。
絶望感と孤独を癒すために常用していて、これをやると俄然推理が冴えるというわけです。

しかも連続殺人者にねらわれる娼婦と恋愛に落ち(プラトニック、念のため)、悲恋に終わり、―女王を頂点とする国家権力から相手を守るためです―彼はまたしてもいかんともしがたい絶望感を埋めるために多用した阿片で命を落とします。

全編くらーい色調の上に築かれるメロドラマ感覚がすてき。
舞台はイギリス、ロンドンなので当時は今に増して階級意識が強いでしょう、そういった時代に咲いた美しくもはなかい自己犠牲を伴う愛として共感できました。ですから彼のファンになったのは役のせいかもしれません。

あとギャング物にも主演しているようですが、ディカプリオの『ギャング オブ ニョーヨーク』ともども、みる気がしません。マフィア、ギャングといえば絶対ロバート・デニーロですもん。

      ++++++++++++++++++++++++++++++++++++

というわけで次回はロバート・デ・ニーロについて書きます。